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内科
地域のかかりつけ医としてどんなことでも気軽にご相談ください。プライマリケアから専門的な治療まで幅広く対応しております。また初診・かかりつけを問わず新型コロナウィルス感染症を含めて発熱外来を行っております。
- 咳、鼻水、頭痛、かぜ、発熱、腹痛、下痢、などの一時的な体調の不良。
まずは症状に応じた治療になりますが、必要に応じて院内で迅速に血液検査CRPを測定し、治療内容に反映させる場合があります。 - 花粉症、蕁麻疹、インフルエンザなど季節による体調の不良
- 長引く咳 痰や胸焼け、歩いた時の息切れ、胸の痛みなど原因がわからない症状
- 慢性的な体の倦怠感や痛み
- 肩 腰 膝の痛みなどの不調
- 打撲や擦過傷などの軽度の外傷
- 足腰のだるさや歩行困難は下肢の血行障害や神経圧迫の症状の可能性があります。当院では下肢の血流障害をエコーおよび下肢血圧測定器にて診断可能です。
- 高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高尿酸血症(痛風)などの生活習慣病の診療を行っております。生活習慣病は年齢や性別、かかられているご病気などに応じて動脈硬化症のリスクが異なり、それぞれに応じた治療内容となりますのでご相談下さい。
- 糖尿病ではインスリン自己注射の指導も含めて当院で可能です。当院では指先からの微量血液にて約3分でHbA1cの測定が可能です。
- 骨粗鬆症や認知症などの高齢者特有の病気にも対応可能です。
- 不眠 全身倦怠感 食欲低下なども全身のご病気が関係していることがありますので、ご相談ください。
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循環器内科
循環器内科とは心臓・血管の異常でもたらされるあらゆる疾患を取り扱う診療科です。これまで私は約20年間、急性期病院にてカテーテル治療を中心とした心臓疾患の治療を専門的に行なってきました。今後はこれまでの経験とこれからの新しい知識をもとに地域の皆さまに安心していただける循環器内科診療に努めてまいります。
循環器内科にて扱う主な症状は
- 息切れ
- 動悸 脈が飛ぶ
- 胸の痛み(顎の下からおなかの間)
- 歩くとしんどい
- からだがだるい
- 足がむくむ(顔がむくむ)
- 立ちくらみがする
- 気を失った(失いそうになった)
- 健診で高血圧 糖尿病 高コレステロールを指摘された
などですが、症状は多岐にわたりますので、自分の心臓は大丈夫かなと思われたら早めにご相談ください。
主な疾患名
①心不全
②高血圧
③不整脈
④狭心症 心筋梗塞
⑤大動脈瘤
⑥深部静脈血栓症 肺塞栓症
⑦下肢閉塞性動脈硬化症
- 心不全
心不全とは心筋梗塞、心臓弁膜症や高血圧などが原因となり、心臓のポンプとしての機能が低下してしまう病気です。症状としては歩いたり階段を登ったりした時に息切れがすることで見つかることが多いですが、中にはそれまで全く自覚症状がなかったのに突然夜中に呼吸出来なくなって発症することもあります。脳梗塞などと同じように冬など寒い季節に発症しやすい疾患です。
足のむくみが先に現れることもあり心臓の病気とは気づきにくいこともあります。
最近息切れがあるけれども年齢によるものだろうとお思いの方でも検査で心不全が見つかることもあります。
当院ではレントゲン、心電図、心エコー、血液検査といった一般的な検査に加えて、心肺運動負荷検査(CPX)と呼ばれる、呼吸中の成分分析を行うことで、心臓 呼吸器の両機能を同時に測定できる装置を藤井寺市にて初めて導入しております。
高齢化に伴い心不全パンデミックが来ると言われておりますが、早期に発見し、正確な知識のもと適切な管理 治療を行うことで、多くの心不全は予防 治療可能な時代になってきました。
当院では心臓リハビリテーションを積極的にお勧めしております。医師による運動処方を行い、個々人の体力 年齢 病態に合わせた安全な運動を指導しております。
- 高血圧
日本人は食事中の塩分が多いことも一因で、約3人に1人が高血圧と推定されています。高血圧は自覚症状がなく(低血圧はふらついたり症状が多彩です)サイレントキラーと呼ばれたりしますが、放置すると血管を内側から傷めるため動脈硬化が進み、脳梗塞 心筋梗塞につながる恐れがあります。また血圧が高いと心臓への負担も強くなり、心筋が肥大してしまうと弾力性のない心臓となり、ゆくゆくは心不全のリスクが高くなります。
軽い高血圧は運動療法 食事療法にて改善することも多く、お薬が不要になることもあります。当院では食事中の塩分測定の結果などから生活習慣の改善を指導しております。
逆にお薬を何種類も服用しているのに一向に血圧が下がらないとお悩みの方の中には、二次性高血圧といって明らかに他の原因から血圧が上昇している方もいらっしゃいます。一般的には三種類以上服用している場合には一度検査をお勧めしております。
- 不整脈
正常の脈拍は1分間に60回前後規則正しくうちます。ほとんどの脈拍は規則正しいけど、たまにポンっと脈が飛ぶのは期外収縮と言って正常の脈の間に一拍から二拍のタイミングの異なる脈が入り込むことがあります。脈が飛ぶ以外に自覚症状がない場合はほとんどの場合は心臓には疾患がなく特発性といって放置可能なものが多いですが、まれに弁膜症などの心臓疾患由来のものがありますので、気になる場合は一度心エコー検査をお勧めします。
また突然の脳卒中の主な原因となる心房細動という不整脈は、名前の通り心房が細かく震える(細動)不整脈であり、正常であればちゃんとポンプのように働いて血液の滞留がない左心房内に血液が塊(血栓)を作ってしまう不整脈です。以前はワーファリンという血液をサラサラにするお薬の微調整が必要でしたが、最近はそれに代わる微調整の要らない新薬が開発されました。心房細動は約48時間放置すると血栓ができてしまうため、脈が乱れて治らない場合には早めの受診をお勧めします。
- 狭心症 心筋梗塞
心臓はほぼ筋肉から成るポンプ装置ですが、その筋肉に栄養 酸素を供給するために、心臓を取り巻くように冠動脈という内腔3mm程度の血管が走行しています。動脈硬化が進むとこの3mm程度しかない血管の中にプラークといわれる塊が血流を妨げるようになります。その結果、心臓の筋肉は酸欠状態になってしまいいわゆる狭心症の症状がでます。
血流の妨げられ方は二種類あります。
A狭くなる
B完全に詰まる
似てるようですが大変な違いがあり、まずAの狭くなる、から説明します。
狭心症の症状は主に心臓が一生懸命働いている時、つまり階段を登ったり、重いものを持った時に起こります。よく心臓のある場所は左側だから左のお乳のあたりを指差して痛むと言われることがありますが、心臓の痛みでは場所を特定して指さすことはあまりありません(無いとも言えませんが)。顎の下あたりからみぞおちのあたりまで何となく、締め付けられる感じがある場合のほうがより典型的です。また痛みが続く時間も重要であり、数秒間のチクッとした痛みは心臓の病気である可能性はとても低くなります。狭心症の場合は数分間の息がつまるような症状の後、安静にしていると長くても15分程度すれば完全に症状は消失します。冠動脈は狭いものの詰まってはいないので症状のない時間に心電図や心エコー検査をしても異常は見つかりません。造影剤を使うCT検査で狭い血管が見つかることもありますが、細い血管が全て狭心症を起こすとは限りません。当院で施行しております運動負荷心電図検査では、実際に運動していただき運動中の心電図を観察することで狭心症を見つける検査です。検査中に胸痛を発症し、典型的な心電図の形が現れればその時点でほぼ診断は決定的になります。当院では運動負荷心電図検査を医師監視下のもと安全に行なっております。
次にBの完全に詰まる、
より重篤な心筋梗塞になると症状はある日突然経験したことのない胸部の締め付け感が一向に改善しません。これは狭心症とは異なり、心筋梗塞の場合は先程の冠動脈が狭くなるのではなく、完全に閉塞してしまいます。長い時間閉塞が続くと心筋の一部が壊死してしまいます。数時間もすれば痛みは壊死のため無くなりますが、壊死してしまった心筋は元に戻ることはありません。
痛みが発症してごく早期にカテーテル治療により血流を再開することが出来れば、心筋を助けることができます。ただしいくら早期に治療が出来ても残念ながら心臓の一部が働かず、その他の元気な心筋に負担がかかるようになるのでより慎重な心臓の治療が必要になることはもちろん、再発してしまうと生命に関わることになるためより一層の予防治療も重要になります。当院では心筋梗塞後の心臓を生涯大切に使っていくための心臓リハビリテーションを積極的に行っております。医師監視下のもとの安全な運動処方で元気な体を取り戻していただくべくスタッフ一同ご協力させていただきます。
- 大動脈瘤
心臓から出た血液は大動脈から頭や四肢 各臓器に血液を供給します。大動脈瘤は血圧が高い方や喫煙者、またご家族に同様の病気をお持ちの方になりやすく、知らず知らずのうちに大きくなり、突然破裂してしまいます。幸い最近はエコーやCT検査で見落とすことはほとんどありませんので、血圧が高いなど気になる方は一度検査をお勧めいたします。
似た病気に大動脈解離という病気があります。これも大動脈の病気ですがこちらは大動脈の壁の内側の膜がはがれてしまい、はがれてしまった箇所に血液が流れ込む病気です。首の下あたりからお尻のあたりまで背中の真ん中あたりの激痛で発症します。一刻を争う病気であり救急車で心臓血管外科の整った施設で治療を必要とします。
- 深部静脈血栓症 肺塞栓症
深部静脈血栓症とは、足の静脈に血液の塊が形成されて、ふくらはぎや太ももが腫れてしまう病気です。
以前は飛行機乗機中にじっとしている時間が長いと足の血液が固まってしまうことから、エコノミークラス症候群と言われておりました。より身近な原因としてはお薬の副作用や、癌を患われている方に多く、骨折後の安静などもリスクを高めてしまいます。足で固まった血液が何かの拍子に血流に乗って、心臓に向かいます。心臓を素通りして肺まで飛んでしまいますと、血液の流れが止まってしまい、そのまま心臓も止まってしまうこともある非常に危険な疾患です。片方の足が腫れるな、と言う症状は血栓症の可能性が高いので早めの検査をお勧めします。当院では下肢静脈エコーは随時可能ですので、ご相談ください。
- 下肢閉塞性動脈硬化症
④の狭心症 心筋梗塞と同じ動脈硬化の病気です。長距離を歩くとつま先や下腿のだるさを感じるようになります。狭心症と同じで休むと楽になり、また歩けるようになるので間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれます。腰部脊柱管狭窄症でも同様の症状になりますが、その場合は自転車に乗ると楽になるなど症状に鑑別点があります。当院では左右上下肢の血圧を同時に測定することで病気の発見に努めています。疑わしい場合には下肢動脈エコーにて直接狭窄部位の確認を行っております。
治療は血液をサラサラにするお薬や運動が推奨されており、効果がない場合にはカテーテルによって直接血管をひろげたり、バイパス血管をつないだりすることで症状の緩和を目指します。当院では運動療法の効果を最大限に発揮するために心臓リハビリテーションを実施しております。
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呼吸器内科
当院では開院以来長期にわたり気管支喘息、肺気腫の治療を行ってきました。最新の吸入治療などの導入も行なっており、喘息が急に悪化した時のネブライザー治療も準備しておりますので、体調が悪化した時にはお早めにご連絡ください。
また長引く咳でお困りの患者様には、レントゲン検査 呼吸機能検査 血液検査などを必要に応じてさせていただきます。
長引く咳の原因としては鼻の奥の炎症が持続するUACS(Upper Airway Cough Syndrome) といわれる病態が非常に多く、以前は後鼻漏とも言われていました。治療は咳止めだけでは効果がないことが多く、抗アレルギー薬を服用していただきます。数日間の内服では再燃と言ってぶり返すことも多いため、当院では最低10日ほど内服いただいてます。
また抗アレルギー薬だけでは治らない頑固な咳もよく遭遇しますが、喘息発作の一歩手前の状態で咳が治らないこともあります。咳喘息といって気道(呼吸する空気の通り道)に炎症が残ってしまう病気です。この場合は喘息と同じように吸入薬の治療が必要になり治療期間もやや長めとなります。
最近では胃酸がのどに逆流してのどがイガイガすることで咳が治らない、逆流性食道炎という疾患も増えております。ピロリ菌の感染率の低下とともに逆流性食道炎は増えており、胸焼け、咳などの症状として現れます。胃カメラで逆流性食道炎の所見がない場合でも症状が出ることがあり、胃酸を抑えるお薬や寝るときに頭を少しだけ挙げて寝ることで症状が緩和されることがあります。
当院では咽頭の診察、呼吸機能検査、病歴などからこれらの咳の原因を突き止め治療に反映させておりますので、ご相談ください。
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糖尿病内科
- 糖尿病
糖尿病は日本人の40人にひとりが罹患するほど増加しております。動脈硬化や骨粗しょう症 認知症 腎臓病などさまざまな合併症を引き起こすと考えられております。
糖尿病の合併症の中で最も重篤な病気として心臓の動脈硬化が原因の狭心症や心筋梗塞が挙げられます。タバコ、高血圧、高コレステロール血症に比べても糖尿病は一段と高いリスクと考えられております。
また糖尿病にかかられていると神経障害を合併することが多く、心臓の病気がすすんでもなかなか症状が出ずに知らない間に心臓の機能が低下することがあります(無症候性心筋虚血)。
当院ではインスリン自己注射の導入を含めた糖尿病のお薬による治療はもちろんのこと、合併症の予防、とりわけ心臓病の早期発見に取り組んでいます。
医師の監視下にて安全に運動負荷をかけることにより心電図 血圧 心拍数 呼吸状態をモニターすることで(運動負荷心電図検査)、心臓の詳しい機能をお調べしております。糖尿病をお持ちでない方であれば狭心症の症状が出る場合でも糖尿病にかかられていると症状が出ないことがあります。そのときに心電図や呼吸状態が手がかりとなり、病気が発見されることがあります。
また当院では糖尿病患者さんの血糖管理を行うにあたり、約1ヶ月の平均血糖値を反映するといわれるHbA1cの検査を指先からの微量な血液にて測定可能な検査装置を導入し、その場で結果説明をさせていただいております。採血の伴う痛みが少なくなり、待ち時間も短くなったため皆様からはご好評いただいております。
- 内分泌内科
内分泌内科という言葉はあまり聞きなれない言葉かと思いますが、いわゆるホルモンのバランスについてお調べする診療科になります。
A甲状腺ホルモン
甲状腺ホルモンはくびの下あたりにある甲状腺という平べったい臓器で作られるホルモンです。バセドウ病や橋本病といった自己免疫疾患が多く、甲状腺ホルモンの機能が強くなりすぎたり、弱くなりすぎたりすることで症状が現れます。機能亢進症と機能低下症では症状が反対になるので注意が必要です。
甲状腺機能亢進症の症状は、体重減少、暑がり、動悸(心房細動を起こすことも多いです)、息切れ、下痢といった症状です。
甲状腺機能低下症の症状は、元気がない、疲れやすい、うつ症状、四肢末端のむくみ、冷え性、便秘などになります。
当院では血液検査や甲状腺エコーを行うことで診断をしますが、放射線物質を用いた検査や針で細胞検査を必要とする場合もありますので、必要に応じて近隣の医療機関に精密検査を依頼しております。
診断が確定しており、お薬の調節が必要な方は当院で治療継続させていただいております。
B副腎ホルモン
腎臓の近傍に副腎という臓器があり重要なホルモンを作ってます。血圧を調節したり、からだのミネラルを調節したり、とても大切なホルモンです。血圧のお薬を飲んでもなかなか下がらないなどの場合にこのホルモンに異常が見つかることが増えており、一般的には三種類以上のお薬を飲んでる場合には一度検査をお勧めしております。
中でも原発性アルドステロン症は比較的珍しい疾患と思われていましたが、近年の調査では高血圧患者の5%程度は原発性アルドステロン症ではないかと報告されております。血液中のアルドステロン、レニンというホルモン値を測定して診断を行います。ホルモンの値は体位やお薬の影響を受けやすく、また日内変動もあるため診断はやや煩雑になりますが、手術治療にてお薬が減らせたり、中止可能なケースもあります。
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心臓リハビリテーション
- 心臓リハビリテーション 詳しくは
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アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎:診療ガイドラインに則したステロイド外用薬を中心とした治療を行っております。また見た目がきれいになっても皮膚の下の見えない炎症がよくなるまで、週2回程度の外用を継続するプロアクティブ療法をおこなっております。
その他にもニキビ 帯状疱疹 ヘルペスなどの診療も行なっておりますのでご相談ください。
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健康診断 予防接種
- 風疹 第5期
- 高齢者肺炎球菌〔初回で条件が合えば〔当年度内に65.70.75.80.85.90.95.100歳になられる方〕は一部市からの補助がでます〕
- インフルエンザ
そのほか自費となりますが成人向けワクチンについてはご相談下さい。
ワクチンの在庫確保のため、接種希望の方はお電話または受付で予約をお願いいたします。在庫確保次第、順次ご連絡差し上げます。インフルエンザワクチンについては在庫があれば当日接種が可能な場合もございます。
全てのワクチンは接種後30分は副作用の確認のため院内でお過ごし願います。
- 健診
- 住民健診
- 特定健診
- 後期高齢者医療健診
- 雇入れ時健診
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在宅医療
- 当院は在宅支援診療所として地域の皆様の24時間体制の在宅医療を訪問看護ステーションと連携してサポートさせていただいております。
今後、通院が困難になりそうな方は早めにご相談ください。